【介護保険の知識】介護保険を使って受けられるサービスは?

介護保険を使って受けられるサービスは?

 

介護が必要と認定された人が介護保険を使って受けることができるサービスは、在宅での介護サービスが12種類、施設での介護サービスが3種類、そして福祉用具購入費や住宅改修費の支給等があります。

 

ホームヘルプやデイサービスなどの在宅サービスは、どのサービスを利用するか利用者が選択できますが、介護度によって保険給付限度額が決まっているため限度額内でサービスを使わなければ超えた分は全額自己負担となってしまいます。

 

市区町村によっては、限度額を上回る額を支給限度額として設定できる「上乗せサービス」があります。
例えば、ホームヘルプサービスを限度額内ではホームヘルパーが1日最高4回しか来てもらえない。でもどうしても5、6回は必要という場合は、1回あたりの訪問時間を延長したり、利用できる回数を上乗せすることができたりします。

 

さらに、条例によって、国が定めた介護保険対象外のサービスを市区町村独自で必要と考え実施しているサービスもあります。
それらは「横出しサービス」と言われており、介護保険制度から介護事業者等に費用が支払われないため、全額自己負担となります。
食事を配る配食サービス、お年寄りと外出する散歩、買物の付き添い、オムツの支給、寝具の洗濯や乾燥、理髪サービス等は現状の介護保険サービスには含まれていませんが、お年寄りが生活する上で必要なことですよね。

 

高齢者の皆さんが安心して笑顔で暮らしていただける地域社会を実現する為に、介護保険サービスを中心に、先ほどの「上乗せサービス」や「横出しサービス」を上手に活用して行きたいですよね。
サービスについての詳細は、お近くの地域包括支援センターに相談してみてください。

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