今日は「薬の飲み忘れを防ごう!」服薬ミスを防ぐ方法をお送りします。
高齢者は幾つもの病気に罹っている方も多く、薬の種類や量も増えてきます。
飲み方や管理が複雑になり、認知症の方でなくても飲み忘れたり飲み間違えたりしてしまうことがあります。
中でも、血圧、糖尿、精神に作用する薬などは、重篤な副作用を起こしたり命にかかわる場合もあり、「薬の管理」をきちんと行うことで重大な事態を回避することに繋がります。
ですが、薬のシートに薬の名前が書いてあっても、その名前でどういう薬なのか、いつ飲むのか覚えられませんよね。
そこで、ご紹介するものは、薬局や介護用品販売店等で販売されている「お薬カレンダー」といった商品です。
カレンダーに袋がついており分包された薬を入れるようになっています。
毎日決められた時間に飲まなければならないお薬を、曜日ごとに朝・昼・晩・寝る前と整理して収納できる便利なカレンダーです。
薬が一目で確認できるため、飲み違えや二重飲み、または飲み忘れを防ぎます。
また、カレンダーへの入替作業が指先や脳を刺激するので痴呆の防止に役立ちます。
認知症の場合は、見当識障害等から日時や曜日を正しく認識できなくなり、お薬カレンダーを正しく使用することが難しくなってきます。
その場合は、ご家族やヘルパーさんが簡単に正しく服薬のお手伝いするために使用するといいかもしれませんね。
ただし、ご家族やヘルパーさんが見ていないところでご本人が誤飲してしまう可能性もありますので、見えないところに隠しておくことをお勧めします。
自分自身でお薬を内服することは、日時の確認、生活リズムの意識付けが行われ脳への刺激ともなりますので、便利グッズを活用して服薬管理していきたいですね。