老人保健施設、訪問介護、デイサービスで働いている介護スタッフさん6名にインタビューしてみたときのエピソードです。
皆さん口を揃えて、“ありがとうと言ってくれた時”、“笑ってくれた時”、“ぶっきらぼうで笑いもしない方と心が通じ合えたと思えた瞬間”と言っていました。
ある介護福祉士さんが、
「排泄介助などの介護行為は仕事であるから好きではない。でも!笑顔を見ること、一緒に笑うことが好きであり、人生の大先輩が自らの身体を通して人との関わり合いを教えてくれる。人生の勉強ができるから素晴らしい仕事だと思う」
と話すと、その言葉に全員が大きく頷き、
「最初は、将来の家族介護のために何となく始めたらハマってしまった」
「その方の残りの人生を一緒に過ごせることは幸せな気持ちになれる」
「今まで当たり前に出来ていたことが出来なくなってしまった方へ自分がちょっと手伝えばトイレに行ける、ご飯が食べられると当たり前の生活ができるなら私がお手伝いをさせて頂きたい」
と口々に話してくれました。
そのような楽しさややりがいを感じている中でも、
「私のやり方はこの方にとって最善なのだろうか」
「うまく関われない方とどう接していけばいいのか」
等の不安な気持ちもあるようでしたが、一人で抱え込むことなく看護師やケアマネをはじめチームで動けること、お年寄りから励まされることが多く、自分ができることを精一杯やろう!と思いながら毎日を過ごしているようでした。
皆さんの回りに介護の仕事をしている方がいらっしゃいましたら、ぜひ介護の魅力を聞いてみてくださいね。
そして一人でも多くの方にその魅力を伝えてみてください!