ブランクありの看護師が働くには?復帰場所としての介護現場

ブランクあり看護師の復帰場所としての介護現場

 

現在、超高齢社会の進展により、看護師の需要は病院以外の介護現場で高まっています。

 

例えば、訪問入浴サービスでは、入浴前後のバイタルチェックや入浴に伴う処置、介護スタッフと一緒に更衣や入浴介助を行います。

 

デイサービスでは、到着時や入浴前の健康チェック、入浴時の処置、緊急時の対応、服薬管理、レクリエーションの補助、移乗やトイレの介助を通じてお客様の状態に変化がないか、元気に過ごされているかを確認します。

 

特養や老健などの入所施設では、健康管理全般を業務とし、体調の確認、血糖測定や経管栄養などの簡易な医療行為、服薬管理、医師の診察の補助、緊急時の対応などを行い、日々のちょっとした変化に気付き、状態の悪化を未然に防ぐように努めています。

 

このように、介護の場では医療現場とは違って医療行為が少ないため、ブランクがあっても基礎看護技術を活かして業務に就くことができます。

 

実際に介護現場で働いている看護師さんからは、
「一度医療現場から離れると復帰することに戸惑うけれど、介護現場からの復帰はブランクを気にせず働ける」
「お年寄りの笑顔に元気をもらえる」
「その方の生活全般に触れることができ生活を支える視点で看護業務ができる」
などの言葉がありました。

 

介護現場での看護師業務はこれからの超高齢社会を踏まえると、ますます必要とされます。
看護師復帰の最初のステップとして有効でもあり、パート勤務や週3回勤務などライフスタイルに合わせて働くこともできます。
疾患などの医療知識、経験を介護スタッフへ伝え、チームワークでお年寄りの生活をサポートしていくことも看護師としての働き方のひとつではないでしょうか。

 

次回は介護現場で働いている看護師さんのエピソードを紹介します。

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