認知症介護のお悩み解決! 外での「介護中」には介護マーク

認知症介護のお悩み解決!介護中には介護マーク

 

皆さん、“介護マーク”をご存知でしょうか。

 

このマークは静岡県が全国で初めて作ったマークで、「介護をしています」と表しています。
マークの誕生は、認知症の方を介護するご家族の声がきっかけでした。

 

ある旦那様は、足腰が弱い奥様がトイレから出れなくなってしまった時に、奥様を助けるために大声を出しながら女性トイレに入ったそうです。
しかし、トイレから出てきたとたんに怪訝な顔で見られてしまい苦い思いをした経験をお持ちでした。
また、周囲の目が気になり奥様の肌着を購入できず、事前にお店へ電話し事情を説明したり、親戚に購入をお願いしたりと苦労が多かったそうです。

 

確かに、男性の立場からしましたら、トイレ介助で女性トイレに入ることや女性ものを購入することは気が引けてしまいますよね。

 

「認知症の方は要介護者だと分かりづらく、介護する側が異性の場合、誤解や偏見をもたれることがある」

 

とご家族が訴えたところ、静岡県は、

 

「介護中であることが一目で分かるようにできないか…」と検討し、およそ1年半かけて、人が人を支える形のやさしいマーク、“介護マーク”が作成されました。

 

このマークが普及し、介護者が首から提げて外出することによって気兼ねなくトイレ介助できたり、なにより回りの方に理解してもらえるのことが一番大きな効果ではないでょうか。

 

この介護中マークは市町や地域包括支援センターを通じて配布されています。
お茶の緑とミカンのオレンジで静岡らしさを表現した「介護中」と大きく書いてあるマークをぜひ知っていただき、静岡県や私達と一緒に介護中マークを普及させていきませんか!

 

家族の介護でお困りの方に
介護マークの詳細は「介護マーク(ふじのくに静岡県公式ホームページ)」まで!
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-210/chouju/kaigoyobou/kaigomark.html

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